3月7日 二階建てグリーン車で悠々の旅

高架の常磐線から町を見下ろす。

 

早朝。宿を出て上野駅へ。
常磐線の列車を目指す。
上り列車はなかなか混んでいたものの、下りはそう混んでいない。
東京の街を見下ろしながら、北へと向かう。
途中、特急列車待ち合わせのために停車する。
今回乗ったのは贅沢にもグリーン車だ。
3月18日のダイヤ改正を控え、常磐線にはグリーン車が連結済みの車両がどんどん入線してきている。
しかし、グリーン料金が必要となるのは3月18日から。
それまではお試し期間みたいにただでグリーン車を利用することができる。
乗り心地のよいシート、眺めのよい二階席で車窓を楽しむ。
二階建てのグリーン車も、今だけはタダ
ビルに慣れた目に久々の田園風景
梅の季節にはまだ少し早いようだ

東京を離れると、車窓には田園風景が広がるようになる。
ごみごみとした都会の風景ばかりを見てきた目からは、のんびりと安らぐ風景だ。
グリーン車の二階席は乗ったことがなかったのだが、これは眺めがいい。
持ってきたお菓子を食べながら常磐線の車窓を楽しむ。

水戸が近づくと、ぽつぽつと梅の花咲く公園が広がってきた。
有名な水戸の偕楽園だ。
ここには下りだけ駅が存在する臨時駅、偕楽園が存在する。
しかし、今日は停車しない日。
車窓からまだ満開には遠い梅の花を眺めながら水戸へと向かう。

水戸でいわき行きの列車に乗り換える。
こちらは古い型の列車。
日立などの町ほを通り過ぎてゆく。
しばらくすると、車窓には海が広がってくる。
青く広がる太平洋と、白い雲。
並行する道路を駆け抜ける車ととても気分がいい。
水戸まで乗ってきた電車と違い、旧型の電車なのでいかにも旅といった気分になる。

泉駅で停車。
後から来たスーパーひたちの通過待ちだ。
常磐線はスーパーひたちとフレッシュひたちの両方が走り抜ける。
途中でちょくちょくこうやって特急の通過待ちもある。
のんびりと春の風をホームに出て感じる。

車窓に海が広がってくる
旧型の電車も、ここではいい旅のアクセント

 

湯本駅へと到着する
結構綺麗な建物、さはこの湯

 

電車は湯元駅へと到着する。
ここは湯元温泉で賑わう町だ。
石炭の町として有名だったここいわきも、今では温泉としての認知度が高まってきているね。
フラガールで有名となったスパリゾートハワイアンズもこのあたりだ。
今回行くのはそういったところではなく、地元に愛される銭湯だ。
駅から少し歩いたところにあるさはこの湯に入る。
建物は結構ぴかぴかで立派な建物だ。
中のお湯はいかにも温泉らしい硫黄の匂い漂う温泉。
なかなか込み合っていたものの、温泉としてはかなりのお勧めだ。
でも、一時間間隔の電車のダイヤに左右される。
往復の時間加味すると、ちょっとゆっくりできない時間だ。
かといって、一本遅らせると襷に長し……
もっと浸かっていたい気分を我慢しつつ、駅へと向かった。

いわきに向かう列車は水戸まで乗ってきた列車と同じ新型車両。
ダイヤ改正前だけの変わった運用だ。
もちろんグリーン車に乗り込む。
しかし、高校生よ。
グリーン車一階席からスカートを覗こうというのはどうかと思うのだが……

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