ムーンライトながら

東京と名古屋、その先の大垣を結ぶ夜行列車です。
最も有名な夜行列車といえるでしょう。
ただし、指定席の取り方は多少複雑なので注意が必要です。
ムーンライトながら91号との区別のため、「定期のながら」とも呼ばれます。

停車駅が細かいので、日越しで余分に乗れる距離が短いです。
上り、下りともに別に日越し駅までの切符を買った方が安くなります。

指定券の確保には注意が必要です。
東京発の場合、名古屋から全席自由席となります。
ですので、東京〜大垣の指定券は取ることができず、東京〜名古屋の指定券となります。
さらに、９両中３両しか名古屋まで指定の車両はありません。
４〜９号車は小田原より自由席となります。そのため、東京〜名古屋では全体の三分の一の指定券を奪い合うことになります。
そのため、東京〜小田原の４〜９号車の指定券を確保すれば、自由席になっても席を立たない限り大垣まで向かえます。
ただし、７〜９号車は名古屋で切り離しになりますので、名古屋以遠に向かう場合は１〜６号車に乗る必要があります。

名古屋発の場合は、大垣〜東京で指定を取ることができます。
ただし、下りと同じように４〜９号車は熱海より自由席となります。
そのため、大垣〜熱海の方が席を取りやすいです。

また、上り、下りとも２〜９号車にセミコンパートメント席があります。
リクライニングの効かない席ですが、向かい合わせの席にテーブルがあり、グループで取るといいでしょう。
また、上記のどの手段でも指定券が取れなかった場合の最終手段としても使えます。

指定券の取り方がややこしいので、指定券の確保には困難が伴います。
お盆、年末は一ヶ月前の発売と同時に即売り切れもありえますので注意が必要です。

はじめてのムーンライトながら

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ムーンライトながら91号

ムーンライトながらの補完目的で運転される列車です。
ムーンライトながらとの区別のため、「臨時ながら」とも呼ばれます。

下りは発車が品川駅、上りの到着が東京と少し違うので注意が必要です。
上りは日越し駅が刈谷駅になります。日越しで稼げる距離はあまりかわりません。

定期のムーンライトながらと違って途中で自由席になったりするややこしい制度はありません。
大垣まで指定を取ることができるので、乗りたい区間で指定を取ってください。

もう一つ、定期ながらとの大きな差に、到着時間の差があります。
東京着が定期ながらより五分遅くなります。
たった五分ですが、京浜東北線に乗り継ぎ、上野から上越、東北方面への始発に乗り継げないこともあります。
逆に、大垣着の時間は定期ながらよりも一時間も早くなります。
これは、定期ながらが豊橋〜大垣までこまめに停車するのに対し、臨時ながらは豊橋〜名古屋間無停車です。
大阪方面に乗り継ぐときには大きな差になりますので、しっかり使い分けましょう。

定期ながらと臨時ながらをたまに間違える人もいるそうです。
東京駅で待っていても臨時ながらは来ませんので注意しましょう。

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